英語パンダ
純ジャパ独学でTOEIC満点取得。 独学勉強法にはこだわりを持ち、大学受験では偏差値40から有名大学へ自力合格。 大学卒業後、某上場企業へ入社し、海外駐在を経て子会社代表に30代で就任。
スラング

オーストラリアでしか使わない表現”chookas”

シアター
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英語の表現というのは、数多くあります。

全英語圏で使えるもの、イギリス英語に特有なもの、アメリカ英語に特有なもの、
そして、各英語圏に特有なもの、などなど。

今日は、オーストラリアでしか伝わらない単語をご紹介します。

それは、

chooks

です。

オーストラリアに住んでいる人でも、恐らく聞いたことがない方も多いと思いますが、一応知っておくと何かのネタになりますよ。

chookasはある特定の場面でよく聞く表現

恐らく、日常会話でchookasという単語(表現)を聞くことはほぼないでしょう。
僕も長い間、オーストラリアに住んでいますが、この単語を聞いた記憶がありません。
(聞き逃している可能性はあります。)

Chookasの意味は、Good luck!です。

日常会話でよく使われる、Bleak a leg!(幸運を祈るよ!、頑張れ!)と同じ意味です。

chookasは、chookという言葉から来ていて、chookはchicken(ニワトリ)を意味します。

具体的にはhen(メスのニワトリ)を指しています。ちなみに、chookはオーストラリアスラングで、「女」、という意味もありますので一応、頭の片隅に覚えておくといいかも知れません。

ちょっと話がずれますが、chickenはニワトリの肉のことで、生きているニワトリに対しては、rooster(オスのニワトリ)、hen(メスのニワトリ)、chick(ひよこ)と言いわけていることも覚えておきましょう。

そうそう、chookといえば、ニューサウスウェールズ州にある、The Big Chook Egg Farmが有名です。
このEgg Farmのシンボルが、Big Chook(大きなニワトリ)と呼ばれていて、ちょっとした観光スポットになっているんですよ。

Big Chook

どうですか?大きいでしょう?

ということで、オーストラリアのスラングではchickenのことをchookと呼ぶことを覚えておきましょう。

chookasの使い方と言葉の由来

chookasは主に劇場で使われていて、劇が始まる前に劇団員に対して、Good Luck!の意味でChookas!と声をかけるのです。

ではなぜ、Chookasなんでしょうか?

1900年代のはじめ、ニワトリは人々にとって高価なごちそうだったそうです。
劇団員のギャラは、その日のチケットの売上げによって決まっていて、満員御礼の際にはニワトリのごちそうが食べられるくらいのギャラを貰えたようです。

そのことから、満員御礼を祈って、Chookas!と声をかけたのが始まりだということです。

参照記事はこちら
english.stackexchange.com/questions/79883/etymology-of-chookas

こちらの動画を観ると、劇団員がChookas!と口々に叫んでいますね!
なんとなく使い方が分かっていただけたかと思います。

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Chookasはtheatrical term(シアター特有の言葉)です。
もし、シアターに劇を見に行って、劇団員やパフォーマーを見かけたらchookas!と言ってあげましょう!
間違ってもGood Luck!と言ってはいけません。それは逆に、Bad Luck!を意味するとも言われていますので。

面白いですね!

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